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今こそ日本の中小企業よ、ミャンマーへ

20年以上続いた軍事政権が民主化に向かって急速に変わり、世界中がミャンマーのマーケットに可能性を見出しているのです。
ASEAN最貧国と呼ばれる国。

この国は「アジアのラストフロンティア」「アジアにおける”The Last Piece of Sweet Cake”(おいしいケーキ、最後の一切れ)」
などといわれ、今最も熱い視線を注がれている国です。
今やヤンゴン発着の飛行機や、ホテルはビジネスマンで満員で、都市部の地価は数年前に比べ10倍くらいになっています。

アメリカの経済制裁のうけ、ミャンマーの経済は停滞を続けてきました。
しかし、今、ミャンマーは大きな変化を遂げようとしています。
2014年には、『ASEAN議長国』に就任決定。
2015年の総選挙では、民主化をすすめるアウン・サン・スーチーの党の大勝利が約束されていると言われている。
ASEANの議長国になった以上、変わらざるを得ない状況に追い込まれたミャンマーは、外国人投資法の改革も加速し、今後2年で凄まじい成長を遂げると予想されています。
ミャンマーは軍事政権のイメージが強く、治安を心配される方も少なくないと思いますが、ミャンマーの人々は大変温厚で、また国民のほとんどが敬虔な仏教徒という事もあり、よくアジアにありがちな犯罪に外国人が事件に巻き込まれる事はほぼありません。

ミャンマーの魅力

第一に天然資源が豊富なこと。
天然ガスは東南アジア第3位の埋蔵量であり、農業、漁業も盛ん。
ルビーや翡翠などの宝石の宝庫であるとともに、天然ガスが取れるエネルギー資源国家です。
さらに、金資源も豊富で、掘削できる。
人口6,000万人の大国。
人件費が月50ドル弱であり、豊富な労働力があります。
今後は、人件費が上がっていくと予測されますが、それでも今後10年かけて、100ドルに到達するほどだと思われます。
これまでは、世界の工場・中国に製造が集まってきましたが、カントリーリスクを回避するために、今後は、人件費の安いミャンマー、カンボジア・ラオスに移っていくことは間違いないでしょう。
そして、手先が器用で忍耐力があり、目標をきちんとこなしていく国民性があります。

タイムマシーンビジネス

途上国でビジネスを行う場合、最も面白いことはタイムマシンビジネスができることです。
日本で流行ったビジネス、大成長したビジネスは、我々日本人には分かります。
今から、20年前の日本にタイムスリップしたとします。
きっと、流行したサービスをやると思います。
どんなビジネスが流行るのか、日本人の我々は予測がしやすい、ということなんです。
日本の戦後に似ており今は何もない状況。
本気で取り組めばどんなビジネスも可能性溢れるため、そこにチャンスが存在します。

ミャンマーの真実

言語

135もの民族からなっている国家である。
英語が話せるのは、10%程度の大学卒の人か、あるいはホテル業などの外国人と接する機会が多い人、またはミャンマー国内ではなく、外国で働いている人達だけである。
高等教育を受けている人が格段に少ない。
また識字率の誤解もある。
インターネット上では、識字率が90%以上などと書いてあるサイトも見受けられるが、実際のところはそんなに高くない。

インフラの未整備

生活するうえで一番困るのが、停電が頻繁にあること。

ヤンゴンで暮らすことは、キレイ好きな日本人にとって、決して住みやすい場所ではない。
衛生観念が違いすぎる。
街中も汚く、平気でポイ捨てをする人が多い。
また、ゴミをゴミ場所に捨てる習慣が無い為、家やコンドミニアムの窓からゴミを捨てる人が多い。

大雨が降ると、道は川と化す。
そんな汚い汚水が流れている中を、ミャンマー人は気にすることなくザブザブと裸足か裸足に近い状態の薄っぺらいサンダルはいて歩いているのである。

正直な所、物価が高い。
ミャンマー人の給料と比較すると尚更高い。
不動産を含め、衣食住が他のアジア諸国と比べて高いのが現状である。
ダウンタウンにある有名なオフィスビルのテナント料金は、1スクエアフィートあたり、50USDと、日本の東京と同じかそれ以上の価格設定である。
住居に関しても、外国人が住める様な環境の家・コンドミニアムは需要が逼迫しており、良い物件を探すのは一苦労である。

これらがミャンマーの実情である。

ただし、これらのことに目をつぶってもあまりあるほどのチャンスがこの国にはあります。
チャンスは時間との戦いです。
今、体感してみてください。
10年後に「しまった!」と後悔しないために。